2011年6月13日月曜日

コンクリート強度

コンクリートの強度に関する次の記述のうち、建築基準法上、誤っているものはどれか。

1. 高さが4mの鉄筋コンクリート造のへいに使用するコンクリートの四週圧縮強度は、軽量骨材を使用する場合、9N/mm2以上としなければならない。

2. コンクリートの長期応力に対する圧縮の許容応力度は、引張りの許容応力度の10倍の値としなければならない。

3. 設計基準強度が18N/mm2のコンクリートのせん断の材料強度は、原則として、18N/mm2としなければならない。

4. 設計基準強度が24N/mm2のコンクリートの短期応力に対する圧縮の許容応力度は、16N/mm2としなければならない。

5. コンクリートの長期応力に対する付着の許容応力度は、軽量骨材を使用する場合











(答3)
1 ○ 建基令74条
軽量骨材を使用するなら9N/mm2以上。普通コンクリートなら12N/mm2以上。
2 ○ 建基令91条
圧縮の許容応力度はF/3 引張り、せん断の許容応力度はF/30 よって10倍の差が発生する。(ただし、F21以上は異なる場合がある)
3 × 建基令97条
せん断の材料強度は標準のF/10なので1.8N/mm2となる。(F21以上は定められた数値になる)
4 ○ 建基令91条
長期圧縮の許容応力度はF/3 よって24÷3=8N/mm2 短期は長期の2倍になるので、8×2=16 N/mm2
5 ○ 建基令91条
長期の付着の許容応力度は、普通コンクリートで0.7 N/mm2 軽量骨材を使用する場合は0.6 N/mm2とする。

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